万葉集
令和
時に、初春(しよしゅん)の令月(れいげつ)にして、
気淑(よ)く風和(かぜやはら)ぎ、
梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は
珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。
于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。
時は初春の令よい月(※この場合『令』は“物事のつやがあるように美しい”の意)であり、空気は美しく、風は和やかで、梅は鏡の前の美人がおしろいで装うように花咲き、蘭は身を飾る衣に纏う香のように薫かおらせる。
気淑(よ)く風和(かぜやはら)ぎ、
梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は
珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。
于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。
時は初春の令よい月(※この場合『令』は“物事のつやがあるように美しい”の意)であり、空気は美しく、風は和やかで、梅は鏡の前の美人がおしろいで装うように花咲き、蘭は身を飾る衣に纏う香のように薫かおらせる。